魔法の粉で幸せになりたい
こんにちは、うみゆりです。
「あ~幸せになりたいなぁぁぁぁぁぁ」
大学生の夏休み、ふとそんなことを思いながら僕はお菓子売り場を歩いていました。
このまま何もしないまま夏休みが終わってしまうのだろうか…
そんなことを考えていたその時、とある商品が目に入ってきました。
ハッピーターンです。
皆さんはこの商品を知っているでしょうか。
「ハッピーパウダーで広がる幸せ♪」
ずいぶんと軽いキャッチコピーだと思いませんか
こんな粉で憂鬱の波にのまれた大学生が救えるわけがありません。
我々の憂鬱はそんなレベルではないのです。
ほんと舐められてますね
…
…
…
ペロッ
「おいし~~~~~~~~~~!!!!!!」
「しあわせ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」
想像以上の幸せ具合でした。おそらく料理漫画なら全身が破け散っていたことでしょう。
下半身をあらかじめ脱いでおいて正解でした。
しかも今回はハッピーターンを一口舐めただけ。
…もしこの粉がたくさんあったなら?
そんなことがあったなら人は一体どうなってしまうのでしょうか。
…
幸せになれる粉をもっと吸いたい…
そう思った時には手はすでにハッピーターンの袋を開け始めていました。
一枚ずつ丁寧に開けていきます。
ハッピーターン職人の朝は早い。
こんな作業をひたすら続けること30分
ようやく一袋の幸せを削り終えました。
えっ 少なくね?
しかもなんか溶けてきてね??
どうやら時間が経つと粉は溶けていってしまうみたいです。
まさかハッピーターンは幸せとは常に儚いということを、教えてくれているのでしょうか。
しかしそんなことは関係ありません。
そう、幸せとは常に自分の力でつかみ取るものなのです。
かっこいいこと言った。
ところで皆さんは僕のマスクが、いつの間にか変わっていることに気が付いているでしょうか。
いつものマスクからではハッピーターンを吸引することができないので、鼻の空いているマスクを購入してきました。
幸せの粉は儚くも溶けてしまったので吸引することはできませんが、溶けてしまった物はしょうがないので、水に溶かして飲みます。鼻から
というわけで用意しました
水です。
続いて吸引する準備です。
かっこいいですね。
水を注ぎます。
シュワシュワシュワ
さぁこれで準備は完璧!!!
いざ、いただきます!!!
…
まっず 。
シンプルにまずい
吸い込んだ瞬間鼻に広がるハッピーな香り
マスクをしているはずなのに目の前に広がるお花畑。
消し飛ぶ服
そのすべてがおいしくないことを物語っています。
そもそもおいしいわけがないのです。
だってサイダーとハッピーターンの粉なのですから。
普通に考えたらわかりますよね
トッポを刺してごまかすレベル。
少なくとも幸せになりたい人はやらないほうがよさそうです。
僕は二度とやることはないでしょう。
それでは皆さんの幸せを願っています。
おやすみなさい。